着物展に行ってきました
上野の東京国立博物館まで着物展を見に行ってきました。
コロナウイルスの対策で事前にオンライン予約して行くのですが、朝一の9:30からの回でしたが結構人がいらっしゃって、お着物好きな方がいっぱいいることに嬉しくなりました。
雨だったのと、子供たちを送り出して家事をしていたら出発まで時間が迫っていたので、結局洋服で行きました。しかも歩きやすいようにスニーカーで。
でも、見にきている方の中にはお着物や浴衣の方が結構いらっしゃって、気合を感じました。
展示は90分の時間制限がギリギリってくらい沢山のお着物が展示されていました。あまりにたくさんあって途中今は何をみてるんだ、と頭がボーッとしてしまうくらい。
どの時代のお着物も何というか、迫力を感じました。唐織や刺繍が豪華に施されたお着物は立体感があって経年で退色しているでしょうけど鮮やかで眩しい感じ。
これ、当時の色はもっと鮮かだったんだろうな、金箔銀箔も落ちちゃっただろうから本当はもっとキラキラしてたんだろうなとか思うと本当に当時を再現したものがみたくなりました。
私は尾形光琳直筆の小袖がやはり一番素敵に思いました。色も、筆の細かさも紙ではなく絹地に、しかも一発で描いたというのが凄すぎる。
よく呉服屋さんで訪問着や錦織の帯など職人さんの技術を尽くした作品を見せていただくのですが、お着物は私がみた展示品からずっと今に続いているんだなと思うと、時の流れの途方もなさに感じいるものがありました。
私ができることなんてきっと些細なことなのだろうけれど、着物が未来も続いていけるように一消費者として少しずつがんばっていこうと思いました。
今月の下旬から少し展示が変わるようなのでまたもう一度晴れた日にお着物で訪問したいと思います。