こういうときこそ着付けの練習

最近の新型コロナウイルスの話題で、自分の中に不安がとてつもなく大きくなってくるのを感じるのですが、私はいつもこういう時に「あ、先のこと考えてばかりだな」「心ここに在らずだな」と反省しています。

私は、こういうときにこそ、着物を着るようにしています。着物は洋服のようにさっと着ることはできません。普段でさえ焦って着ると差込芯を入れ忘れてしまったり、長襦袢の裾つぼまりを作る前に伊達締めをしめていなかったり、何かと準備不足や素っ飛ばしがあります。

なので、今みたいに心ここにあらずな状態で着付けをするとなにかと疎かになってしまいますし、何より着物を着る気にならないです。。。

なので、今の時期下手をすると一日中ぼーっと不安がグルグルしてしまうのですが、自分を奮い立たせて着物を着るようにしています(もしくは盆略でお茶を点てています)。

なんというか、修行というか、今に集中して手順や体の動かし方を意識することで、頭の中がクリアになるというか、余計なことを考えずにすむようになります。

おそらく、私にとっては着付けやお茶なのでしょうが、要はなんでもいいように思います。料理を一生懸命つくるとか、ブログを毎日書くとか、その人にとっての日常的な行動を意識して行うことで、今ここに存在するということができるようになると思います。

今日は衿合わせをきれいにすることをテーマに着付けをしてみました。

衿合わせを美しく着るためには、長襦袢の時点でシワなく襟芯を寝かせた状態を保ちながら着ることが大切です。そのためには衣紋を抜くときに背縫いの部分だけを下に引くのではなく、背中側の布をしっかり両手で引くことが大切です。そうすることで肩山がしっかり後ろ側に行くので、衣紋が抜けたまま上がってくることを防ぐことができます。

また、長襦袢の衿元を合わせるときに前に引っ張りながら動かすとせっかくに衣紋がまた詰まってきてしまいますので、衿元を持った手を斜め上にスライドする感じで動かすのがコツです。

そして、長襦袢はなるべくバスト全体をしっかりカバーしてあげること。それできちんとバストの盛り上がった部分に布がのるのでずれにくくなります。衿元が深く空きすぎると色っぽすぎるとかだらしなく見えるので、喉のくぼみがみえるかみえないかのあたりで合わせるときれいですね。

後は襟芯はなるべく薄くて柔らかいものがいいですね。衣紋を抜いたときに肩にそって曲がってくれないと浮いてきてしまいます。

そして、衿元を合わせた長襦袢を腰紐(もしくはコーリンベルト)で留めた後はしっかり伊達締めを締めて、衿合わせが崩れないようにしましょう。ただ、しっかり締めようとしてギュウギュウしめるとかえって衿元にシワが寄ってしまいますので、締めすぎず緩すぎずのいい具合でしめてくださいね。

以上が長襦袢の美しい着方を守ると、お着物を着た後の衿元が美しくキープできます。

もえ

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