長襦袢

最終更新日

お着物を着るとき、下に長襦袢を着ますが、この長襦袢を綺麗に着ることができないと、仕上がりで襟元が綺麗でなかったり、衣紋が綺麗に抜けていなかったり、袖口から長襦袢がはみ出てしまったり。。。
長襦袢はお着物の下に着るものなので最初のうちは手を抜きがちですが、是非長襦袢を綺麗に着て、綺麗な着姿で1日を過ごしていただきたいです。

長襦袢の種類

長襦袢は上半身と下半身が一続きの長いものが基本ですが、上の半襦袢(お着物と同じ襟あわせで腰までの丈のもの)と下の裾除け(足首くらいまでの丈のラップスカートみたいなもの)の二部式襦袢というものがあります。

既製品を購入するなら二部式がオススメ

既製品の長襦袢を購入する場合は、私は二部式をオススメします。特に背の低い方の場合、既製品の一続きの長襦袢を着ると衣紋を抜いてきたときに着丈が長すぎてしまうということがあります。
その点、二部式の場合だと裾除けの丈は自分で結ぶ位置で調整できますので、Sサイズの方は特に二部式襦袢の方が着付けしやすいでしょう。
また、一続きの長襦袢に比べると二部式襦袢は襟元と裾除けが分かれている分着崩れがしにくいのも特徴です。

長襦袢の季節

長襦袢にもお着物と同じように季節があります。
お着物と同じく裏地のある袷仕立て、裏地のない単衣仕立てがあります。袷の着物には袷の長襦袢を合わせます。
ただ、真冬は暖かいのですが、袷仕立てのお着物と長襦袢を両方着ると10月、11月や3月は暑く感じます。そのため、暑さを感じる胴体部分は単衣仕立てにして、袖部分のみ袷仕立てにしたものもあり、これは袖無双と呼ばれています(袖口、や振りから見える部分だけ袷仕立てにするものは半無双と言います)。
袖無双や半無双はふとした仕草で袖やふりから長襦袢が覗いたときに単衣仕立てだとわかっちゃうのがよくないということでこうした仕立て方があるようですが、昨今では暑がりの方の中には一年中単衣の長襦袢をお召しになっている方もいるそうです。
二部式襦袢の場合は袖だけ付け替えられるものがあるので、着る季節やお着物によって袖を付け替えておしゃれを楽しむ方もいるようです。

単衣加工の長襦袢は色が付いているものは単衣の季節、白色のものは夏物の季節(7月8月)に着ると覚えておけば大丈夫です。
ただ、上でも書きましたが、最近は温暖化で袷の季節でも伝統的な着方では暑すぎることもしばしば。汗だくになったり熱中症になったりしてはせっかくのお着物のお出かけが悲しい思い出になってしまいます。なので、今日は暑いな、と思う日は気にせず色付きの単衣の長襦袢を着てください。

長襦袢の素材

長襦袢の素材は着ていて気持ちいいのはダントツで絹です。つるっとした肌触り、包み込んでくれる柔らかさは絹ならではです。私も一番最初にお着物を誂えたときにお着物と寸法も合わせて長襦袢を誂えていただいたのですが、着ていて気持ち良いしサイズもぴったりなので袖丈も衣紋を抜いた感じも着姿がとても良い感じでした。
ただ、絹でできている長襦袢は手軽にお手入れができないのが難点です。
下に肌襦袢を着るとはいえ長襦袢は直接肌に触れる部分もありますし、汗もたくさん吸いますので、何回も洗わないままだと気になってしまう方もいらっしゃるかと思います。
ですので、私は特別なお出かけ用には絹の長襦袢を着ていますが、普段のお出かけだったり、家で過ごすお気楽な着物の日には洗濯出来る素材の長襦袢を着るようにしています。
特に夏は洗える素材の方がいいと思います。私は特別なとき用には絹の単衣の長襦袢を用意しましたが、カジュアル用には「爽竹」という素材の一続きの長襦袢と麻の二部式長襦袢を購入しました。

他にも「七緒」や「美しいキモノ」のようなお着物雑誌を読んでいると、長襦袢に関しては本当にたくさんの種類の商品が出ていて、お着物の先輩方の並並ならぬこだわりや美意識を感じます。
少しでもより美しく、少しでもより心地よくお着物を楽しみたいためにお着物と揃いで長襦袢をそれぞれ誂えたり、とても派手な色柄の長襦袢を誂えて振りや袖口からちょっとだけ覗いたときにだけわかる個性を忍ばせたり。。。
私にとってはまだまだお着物の下に着るもの、という認識ですが、お洒落上級者を魅了してやまない長襦袢の世界に私もいつか触れてみたいものです。

もえ

シェアする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。