お着物のお手入れってどうするの?

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お着物は丁寧にお手入れすればスタイルの流行り廃りがわかりにくく、長く着る事ができる、子供達に引き継がせることもできるとても素敵なものです。大切なお着物を長く楽しむためにどうすればいいのか、書いて行きます。

お着物は湿度に弱い

お着物は絹でできているものは案外虫食いは起こりません。(木綿やウールは虫に食われやすい素材ですので、虫害対策をする必要があります。)
その代わり、絹は湿気に弱いんです。絹が湿気を含むとカビが生えやすくなります。
よく、古い着物の胴裏(着物の背中や胸お腹部分に当たる部分につける裏地)が黄色くなっていたり、黒くなっているものがありますが、あれは大抵はカビです。
一度ついてしまうと取るのが困難ですし、変色の原因にもなってしまうので、お着物を湿気から守るためにお着物を保管しているタンスや衣装ケース、衣装箱の中には調湿剤を入れるなど、湿度を低く保つ工夫をしてください。

お着物を着た日のケア

お着物を着てお出かけしたら、帰宅後、すぐに手を洗いましょう。今は皆さん新型コロナウイルス対策で念入りに手を洗う方が増えていると思いますが、手についた汚れをなるべくお着物や帯につけないようにまず手をきれいにします。
脱いだお着物、帯、長襦袢は汗がついている事があります。(暑い日に長襦袢を触ると傍の部分や帯を締めていた部分がしっとりと濡れている事が多いです。)なので、着物ハンガーにこれらのものを干して、風通しの良い場所に干すか、扇風機を当てて湿気を飛ばします。
陽の光が当たる場所は避けて干してくださいね。お着物は陽の光にも弱いんです。
他にも腰紐やコーリンベルト、伊達締め、帯締帯揚も同様に湿気を含んでいますので、ハンガーや椅子にかけて乾かしてあげてください。
時間は一日が目安のようですが、私は扇風機を当てて半日くらいにしてます。これは干す場所が寝室なので、寝る前にはたたんでしまいたいためです。なので扇風機を当てて湿気を飛ばしやすくしています。
長く干せばいいというものでもなく、お着物の袷の場合、表地と裏地の間の空気(着やすさのために表地と裏地をぴったりとではなく、少し空気を含ませて仕立ててある)が長く干していると下の方にどんどん落ちて来て下に膨らみができてしまいます。これができてしまうと仕立て直さないといけなくなるので、長くても二日干したらたたんでください。
単衣や夏物、羽織や長襦袢もハンガーにかけ続けていると縫い目に負担がかかったり型崩れしてしまう可能性があるのでやはり半日から一日を目安にたたみましょう。

お着物に汚れがついてしまったら

襟元や裾、袖口には汚れがつきやすいです。別珍の布で小さめのクッションを作り(手のひらに収まるサイズ)、これで着終わった後のお着物を優しく撫でてあげると、ホコリなどの簡単な汚れはきれいになります。柔らかめの洋服用ブラシでブラッシングしてもいいですね。
食べこぼしや泥はねの場合は、私はすぐに購入した呉服屋さんに持って行って相談しています。まだまだ着物歴が浅いど素人なので変なことして大切な着物が余計汚れた、ということになったら嫌なので。。。
お着物を仕立てる時に撥水ガードなどの加工をしてくださるオプションがあればそれを利用するのがおすすめ。別料金がかかりますけど、汚れが落ちやすいですし、保証期間であれば無料でクリーニングを受け付けてくださるので長い目でみればお得です。淡いお色のお着物を誂える際は特にガード加工は施したほうがいいでしょう。

長く着ていないお着物は虫干しをしましょう

ずーっと箪笥に眠り続けているお着物があったら、ぜひ晴れた日に虫干しをしましょう。特別なことはありません。半日から一日、着物ハンガー(無ければ家で一番長いハンガー)にかけて、風を通してあげるのです。
お着物が風を含んでそよいでいる姿をみると、お着物が気持ちよさそうに深呼吸しているような気がしてとても清々しい気持ちになります。
私は今の自粛期にいただいたお着物を少しずつ干して行こうと思っています。

お着物にとって一番のお手入れってなんだと思いますか?それは「定期的に袖を通してあげること」なんです。
機会があればお着物を着て、お着物の様子を見てあげてください。裾が擦り切れて着たな、とか、縫い目がほつれて着てるから仕立て直そうかな、とか、お尻の部分が膨らんでへたってきたなとか、八掛の色が変わって着たな、とか、お着物の様子をよく知ることができるのは実際にきて見た時に気づくことができます。

それに、誰かに着てもらえたお着物は持ち主と一緒にお出かけすることで、外の空気を感じ、太陽の光を浴びて、自然と風通しができ、日光により殺菌などのケアができます。

もえ

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