着物を着るとき、そのままでお出かけしていいの?–お着物を守るために上着を着ましょう–

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お着物を着たらさっそくお出かけに行きたくなりますよね。そんなとき、お着物姿でそのままお出かけしようとしていませんか?洋服でもお出かけするときには上にジャケットやカーディガンを着るのと同じようにお着物でも上着を着ることをオススメします!

お着物はそのままお出かけしちゃいけないの?

結論からいうと、お着物でお出かけするときには上に何かを羽織ることをオススメします。

理由はお着物を汚れやダメージから守るため、着崩れを防ぐためといった理由があります。

外を歩いているとどうしてもホコリや化学物質類、花粉、日光、雨などが付着しますよね。これらを室内に持ち込まない、という理由もありますし、そういったものでお着物や帯が汚れたり変色してしまうのはもったいないですから、大切なお着物を守るために一枚羽織ります。

また、外を歩いていると人混みの中を歩く必要もありますよね。そんなときに帯にすれ違う人の鞄の金具や時計などが当たって引っかかってしまうことがあります。

そのとき、うっかり帯のお太鼓が崩れてしまう、帯締めが解けてしまうということもあるかもしれません。

そういったトラブルから身を守るために帯や着物を露出した状態にするのは是非やめてください!

お着物の上に羽織るものってどんなものがあるの?

お着物の上に羽織るものの種類は

  • 道行
  • 道中着
  • 羽織
  • ウールコート
  • ポンチョ、マント(洋装用)
  • ショール、ストール
  • といった種類があります。
  • 道行、道中着、羽織は着物の生地でお仕立てもできますが、かなりお高いですので、色々揃ったあとにとっておきを誂えるのがいいと思います。
  • 洋装のコートも一年に何着も新調する、という方は余程のお洒落さんか裕福な方で、一般の方は同じコートを長い期間着ますよね?
  • 和装のコートも同じで一着作ったらそれで長年着るのですから、着るたびに好きになれると思うとっておきの一着を持っていただきたいなと思います。
  • ウールコートはネット通販や七緒や美しいキモノなどの着物雑誌の通販のページを見るとわかりますが、襟元が広めに空いている、袖が着物の袖が入るようにゆったりしている、身頃が大きめになっているように作られたものがたくさん取り扱いがあります。
  • マントやポンチョは洋装用のもので十分です。すっぽりかぶるだけなので便利ですね。
  • ショール、ストールは広げて肩から羽織って真ん中をクリップで留めると手軽な羽織りものとして使えます。
  • ウールコート、マント、ポンチョは防寒目的の羽織ものなので、寒い時期のみと着用時期がわかりますが、道行、道中着、羽織については着方に決まりがあるので少し説明していこうと思います。
  • 道行

  • 道行は礼装や盛装(頑張ってお洒落したとき)で上に着用するコートのこと。襟元が視覚の形になるもので、襟の形が可愛いからと人気があります。
  • ただ、カジュアルにはあまり向かない。
  • 昔は朱赤や赤で仕立てた道行が流行っていたので、もしかしたら年配の方のタンスに眠っている可能性があります。丈は昔はおしりが隠れる丈が主流でしたが、現在は膝下丈が人気。
  • 道中着

  • 着物の形に近いコートで礼装もカジュアルもOKなので汎用性が高いです。色柄、素材で礼装用カジュアル用と仕立て分ける方もいらっしゃいます。
  • 御召生地で黒や茶、ベージュのようなベーシックなお色で柄も控えめなものが一着あればかなり幅広く対応できるかと思います。
  • 羽織

  • 道行や道中着あくまでコートなので、室内では脱ぐ必要があります。対して羽織は室内でも着用できる、カーディガンのような存在。とっても便利ですがカジュアル用で礼装のお着物の上には着られません。
  • 前を羽織紐で結ぶのですが、羽織紐もたくさん種類があってコーディネートを楽しみたい方にはおすすめ。
  • 仕立てによる着る季節の違い

  • お着物と同様お仕立てによって着る季節が違います。
  • この部分は道行、道中着、羽織共通です。
    • 透けない素材で裏地をつけて仕立てられたもの(袷)は10月から5月まで着ることができます。
      透けない素材で裏地なしで仕立てられたもの(単衣)は9月9日(重陽の節句)から6月まで着られます。
      透けている生地(紋紗)で仕立てられたものは3月下旬の桜が咲き始める頃から10月頃まで着ることができます
      最近はレース素材も人気。ただしレースはカジュアル専用なので羽織が圧倒的に多いです。レース素材は4月から9月まで着ます
  • とお仕立てによって着る季節が異なります。私は着付け教室で教えていただいたのは、単衣と紋紗を一着ずつ持っていればとりあえず一年対応できるよとのことでした。
  • また雨の日には雨コートを着ます。これは通年同じもので大丈夫です。
  • コートや羽織はお着物姿の仕上げとしてとっても大切です。是非素敵な着姿でお出かけしてくださいね。
  • もえ

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